【B】売国機関【カルロ・ゼン×品佳直 / ~09巻】

架空世界ですが、年号的には第一次大戦ちょっと前辺りから開始です。
東西で違う思想の大国があって、その狭間な緩衝国が舞台。
この国は西側、つまり今でゆーとこの自由民主主義側に一応落ち着きました。

いろいろあって、戦って、そして一応平和になったってとこから開始。
平和を守るために、通称オペラ座なる部隊が作られました。
この部隊が、特定の人に売国機関と呼ばれます。

特定の人ってのが、つまりは左翼的な人たちで、いわゆる売国民。
日本でゆーと、反アメリカで親中露な人たち。
そんな感じなので、とっても政治的なお話っぽいです。

主人公の居る国が共和国。ポーランドがモデルっぽいです。
王国がロシアで、連邦がドイツ?っぽくはないからアメリカかな。
主人公の部隊が、デモ活動とかしてる共和国市民をぶっ殺す話です。

共和国国民でなく、共和国市民をぶっ殺す話です。
ただ、作者がどーゆーの思想でコレ書いてるのかは謎。
主人公のボスはどっちも敵として扱ってます。

あ、主人公はそこの部隊に配属された学校を主席卒業した新人。
そこのボスの女の人が準主人公的な人。
1巻目はめちゃくちゃ日本ぽさが強かったけど、話進むとそうでもなくなった。

ここまで1巻目の感想で、こっからそれ以降の感想。
以降は、普通に歴史ものっぽい感じで話が進んでいきました。
通してこの話纏めるとこんな感じ。

1:とにかくロシアは侵略活動ばっか。我儘且つ約束を守らない。
2:連邦は援助してくれる。育てて刈り取ろうとしてくる。将来の経済的な植民地化が狙い。
3:共和国は、自立出来る力は無いのに、蝙蝠外交して片方に身を寄せなかった。

話としてはそれなりに読めますし、勉強にもなると思います。
が、いかんせん読んでて楽しくない。イヤな気持ちにしかならない話。