歴史モノです。1500年頃のイタリアが舞台。
主人公はピサのサピエンツァ大学に通う青年。
芸術家の息子で世俗に疎く、なんでも思ったことを口にしちゃう子。
簡潔にゆーと空気の読めない子。
回りの人が彼に説明する形で読者へ説明するスタイル。
物語としてちゃんとおもしろいが、しかし文字が凄く多い。
歴史に興味ない人とかだと読み飛ばして意味不明になりそう。
これ読んだ感じだと、この時代の学校ってリアルハリーポッターなのね。
主人公が属するのはメディチ家がトップのフィオレンティーナ団。
一方で、主人公が仲良くなるのはタイトルのチェーザレ率いるスペイン団。
そんな感じで権力闘争に巻き込まれ、というか彼が巻き起こしてる感じの話。
参考文献の歴々がもうほとんど研究論文のレベルだった。
ちなみに説明する内容が減ってくるとチェーザレが物語のメインになります。