【B】ジャンケットバンク【田中一行 / ~10巻】

主人公は24歳銀行員で、窓口担当でした。
それがある日、特別審査課なる部署に配属。
案内された場所は銀行の地下。

そこはカジノのような賭場でした。
この場所では、主人公は賭ける側じゃなくて傍観する側。
実際に戦う枠の準主人公みたいなのは別で居ます。

ギャンブラーな皆さんが破産した後に借金が可能です。
担保は、まぁその人の身体。
強制労働なのか、それとも臓器移植なのか。

とりあえず嘘喰いとかライアーゲームとか、あれ系な話です。
この話、賭けのルール自体は複雑じゃないんだけど、ルール説明が複雑です。
簡単なルールを、すげーわかりづらく回りくどく書いてる。

そーやって、ルールの穴的なのを突いたりなんだりしてく感じ。
なので、ここのルール説明をじっくり読むと、話の展開がわかっちゃう。
ある程度適当に流して読むのがオススメです。

一方で、主人公側も銀行内で同僚とかと賭け事します。そんな感じの話。
序盤は割とおもしろい。いろんな話のパクり組み合わせみたいな感じ。
でもまぁ、この手の話は発展性がなくて、途中でダレてくる。

設定が荒唐無稽すぎるというか、破綻してるというか。
金賭けてる意味ないし、こいつら金に全く頓着してないし。
というかそもそも論として、こいつら賭けなんかやってないってのが一番の問題かも。