【題名】He is a liar device
【作者】イル＝ド＝ガリア
【話数】52話
【評価】A
プレシアが幼い頃に使ってたインテリジェントデバイスが主人公。
口が悪くて性格も悪く、中身は完全に機械思考で、どこまでもデバイスです。
今では傀儡兵の中に埋め込まれて活動中。彼めっちゃ優秀。ただし魔法は尻から出る。
アリシアさんは脳死状態、つまりまだ生きてる。
時期的にはFATEプロジェクトに手をつけるかどうかって辺りからスタートです。
最初からフェイトをアリシアの妹として作ろうとしてます。
20年だか30年かけてじっくり研究してじわじわ造ってきます。
なるほど、もしこの作業をプレシアさん本人がやったらそりゃ狂うわ。
この作品では、その部分を主人公たるデバイスがやってます。
フェイトさんは望まれて生まれ、家族に愛されて育ちます。
とても緻密なお話でした。13話辺りから本編開始。
実に自然な形で原作開始の流れになった。凄い。
ちょっと長いというか、途中いくつか飛ばした方がいい部分もあったかも。
そのせいもあって、もう1度読むことは無いかもだけどいい話でした。
もし2度目読む時は、最終話から読むのがいいかもしれないと思った。
