【B】蜘蛛ですが、なにか?【オリジナルSS / 長編完結】

【題名】蜘蛛ですが、なにか?
【作者】馬場翁
【話数】600話
【評価】B
異世界の勇者と魔王の相打ち魔法が時空を超えて教室で炸裂。
死んだクラスメイトはみんな異世界に転生。
主人公(女)は1メートルくらいの蜘蛛になりました。育つと超デカくなるぽ。

目覚めると周囲は蜘蛛だらけ、しかも共食い真っ最中。
逃げ出しました。どうも迷宮の中だったようで、脱出は困難。
この世界、スキル制らしい。主人公は鑑定スキルを取得。

巣作りしてMOB食べてたらレベル上がった。レベル制もあるのか。
29話、順調にレベルを上げて上位種に進化しました。
スモールレッサータラテクト⇒スモールタラテクト

最終的には最強系になりそうだけど、物凄く地道に少しづつ強くなる話。
だと思ってたら、なんか唐突にチート最強系に方針転換されました。
一方で一緒に死んで転生したクラスメイトの話がちらほらと混ざってきます。

10話に1話ペースくらい?で少しづつ、上手に説明されてたと思う。
基本的にみんなチート性能です。この世界基準で。
主人公が彼らと邂逅するのはいつのことになるやら。

というかちょくちょく挟まるサブ話の方も、ストーリーしっかりしてます。
キャラはそこそこ出てくるけど、ちゃんと個性あって覚えやすい。
むしろ、そっちストーリーのサブ主人公の話の方が王道ストーリー。

最終決戦辺りで更新停止。
これ完結するのかなぁ。
⇒完結しました。

感想、序盤はとってもおもしろい。
強くなってからは量産型な最強異世界転生話になっちゃってる。
鬼が主人公として語られる話は基本飛ばしました。

———-以下ネタバレ注意———-

60~70話くらいで猿の群れと激闘繰り広げた辺りで一気に強くなった。
この辺りで急にスライム転生っぽくなってきた。
あっちとの違いは、スキル関係の仕組みが割りとしっかりしてそうなこと。

他には戦闘が凄く多くて、ちゃんと描写されてて、ある程度拮抗しつつ無双してること。
120話辺り、スキルを管理する支配者なる人?たちの話がちらほらと。
132話、魔法軍が行動を起こして人間との戦争が開始されました。

同じく132話で、序盤に主人公の巣が焼かれて、人に持ち帰られた糸の行方が判明。
ってことは主人公いったい何年迷宮でレベル上げ続けてることになるんだ。
160話過ぎくらいで人間PTと遭遇。後で出てくるだろう人間側からの反応読むのが楽しみ。

166話、何度目かの進化によって、なんか世界の真理を知っちゃったらしい。
今までのお気楽な感じが抜けて、ガチで必死なレベル上げ開始。
196話、神ぽい何かと邂逅して世界についていろいろお話を聞きます。

ああ、そーゆー時系列だったのか。やっと把握した。
そして教室が爆発した理由もようやくわかった。
199話、ようやく主人公が洞窟から外に出ました。

244話、アラクネに進化。一応部分的な人型をゲットして会話可能に。
275話、神になって顔以外の見た目はほとんど人間化しました。
とりあえずほっとくと星が滅ぶので、それをなんとかしようとしてます。

主になんとかしようとしてたのが魔王で、一旦戦ったけど仲直り。
345話、主人公がいったい誰だったのかようやく判明。
400話くらいまで読んで思ったこと、主人公コミュ障過ぎで凄い。

419話、コーヒー飲んでぶっ倒れる。蜘蛛にカフェインはダメらしい。
あれ?緑茶とか普通に飲んでたよーな・・。465話にてフォロー。
431話、世界を救う方法というかこれが結末の伏線の予感。

475話、メイン主人公とサブ主人公が邂逅、完全に時系列が一致しました。
人と魔族とエルフと転生した人全員に勇者魔王神様みんな集まって攻防戦開始です。
やべぇ、思ってた以上に敵強いっていうか強過ぎ。

487話、この世界に一体何が起きてこうなったのかの解明的な過去編開始。
で、最終話まで読んでの感想。いまいちスッキリしません。
後日談的なのがこの後追加されるのかな、どうなんだろう。

なんか打ち切りエンドぽい感じでした。
書籍版を真面目にやって、WEB版はとりあえず適当にみたいな感じなのかしら。