孤児院の少年が主人公。
なんかバーコード的な識別番号ついてる子。
そんで毎日なんかテストとかされてます。
ここでは12歳になるまでに、里親が見つかり施設から卒業。
主人公はそろそろ12歳。
今の施設には、めっちゃ優秀な子が3人。
主人公はその内の1人で、身体能力ならトップ。
みたいな感じでお話スタートです。
———-以下ネタバレ注意———-
ある日、女の子が施設を旅立つことになりました。
彼女の持ち物なぬいぐるみが置き去りにされてました。
主人公はぬいぐるみを届けてあげようと、追いかけました。
で、発覚。
施設は食人鬼のための人肉農園でした。
3人は、全員で逃げるべくあれこれ考えて頑張ります。
一方で、施設を管理する通称ママ。
彼女もまた、子供たちが逃げ出そうとしてることを察知。
誰とは特定出来ないながらも、揺さぶりかけてきます。
序盤はそんな感じの頭脳バトルちっくなお話。
3人で逃げるならなんとかなりそうだけど、全員は無理ゲー。
内通者まで居るし、どーすんの?
そんな感じの、割と絶望的でこれどーすんの展開が最後までずっと続く。
息切れせずに最後まで破綻なく進んだの凄いと思った。
あとこの作品の好きな点、主人公の行動理由がとてもいい。
みんなのために!とかじゃないの。
主人公がこうしたいから!ってゆーのが行動理由になってる。
そーゆーのとても好ましいです。
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これ読んだあと、いくつか二次創作モノ探してみた。
めっちゃ少なくてビックリした。
理由はアレだね。原作の遊びの無さ。
原作がとても綱渡りでおもしろいのだけど、かなり運任せ。
ご都合主義とも言う。普通にやったら全滅必至だし。
なので、この世界に居たとして、手を加えられる部分が少ない。
なんか余計な行動とると死ぬだけだし。
更に原作メンバーが優秀な子だらけなのもまた難しい。
凡人能力+原作知識あります程度じゃ改変が無理っぽい。
そんなこんなで、SS少ないんじゃなかろうか。
まぁそれでも幾つかあるので読んでみようとは思います。