【題名】骸骨魔王のちょこっとした蹂躙
【作者】コトリュウ
【話数】52話
【評価】A
もしモモンガ様に人格があったら的な話。
つまりなんだろう、中の人がINしてる時は憑依中みたいな?
中の人以外の意識が、モモンガというキャラクターには宿ってました。
世界が終わる日、中の人はちゃんとどこかへ消えました。
原作だと人の意識を持ちつつも、アンデッド的な思考に寄ってった中の人。
この作品は、ナザリックの面々の様なNPC思考的な考え方するモモンガさんが主人公。
カルネ村を即発見して村人全員浚って記憶覗いて部下で分け合います。
自重しない魔王様降誕。世界級アイテムやパンドラの変身フル活用です。
スレイン法国の面々も捕まえて本国の神殿吹き飛ばし、即座に侵攻開始。
守護者全員で、法国の上位陣を倒して、都市のど真ん中で山羊召喚。
アレだな、主人公のNPCが魔王ロールプレイしてる感じ。
他に居るかもしれないプレイヤーを勇者に見立てて、さぁ来いと喧伝します。
この作品は凄いと思う。強大な組織が自重せず戦っても破綻してない。
破綻しないだけの設定(リソース)があったオーバーロードが凄かったというべきか。
———-以下ネタバレ注意———-
幾つもの国家を滅ぼしました。浮遊上を攻略しました。
モモンガさんが他のギルメン全員追放しました。
そんでギルド解散させて、ギルド武器破壊しました。
なかなかにびっくりな流れ。
更にびっくりしたのは、普通に最終決戦が行われたこと。
その先まであったこと。いやほんと、凄いお話だった。
おもしろい話だったかと言われると、それはそこまででもないかもしれない。
それでもお話の展開というか、この方式で破綻させずに最後までってのはやっぱ凄い。