【B】私、能力は平均値でって言ったよね!【オリジナルSS / 長編未完】

【題名】私、能力は平均値でって言ったよね!
【作者】FUNA
【話数】646話
【評価】B
この作者さんの他2作品が自分には合いませんでした。
理由は主人公が嘘つきで人を騙す話ばっかりだったから。
今回の主人公も相変わらず嘘つきですが、すぐバレます。

あと他のと違って、悪意のある嘘じゃなく、その場凌ぎの嘘がメイン。
基本的には悪い子じゃないので、読んでて拒否感少な目でした。
で、主人公はなんでも出来る天才系な女の子。本人曰く秀才型とのこと。

それが原因(と本人は思ってる)で友達が出来ず寂しい人生でした。
18歳で車に撥ねられて死亡。気付くと目の前に神様。
能力付きで異世界に送ってくれるとのことです。

そこで、チート能力は断り、平均値な能力でとお願いしました。
子爵家の女の子として生まれ、10歳で元の世界の記憶が復活。
階級10個あるから5個目の子爵らしい。

この世界、ナノマシン的な力で魔法が使えます。
神様との会話でそれを知ってた主人公、ナノマシンに話しかけてみました。
魔法の力も古竜の半分くらい(人の6800倍)だそうです。

平均的な能力、ってのが一事が万事そんな感じ。
最低値と最高値の半分を、神様は平均値と捉えたらしい。
貴族の学校に入り、他の人の様子見ながらそれに合わせて能力を調整。

ところが、参考にした相手が悪かったようで。
魔法は学園トップの女の子、身体能力は学園トップの男の子の参照してた模様。
能力をピッタリ合わせて調整したのが露骨で、クラス全員にバレてる始末。

しかし本人は天然系なようで、気付きません。
ところで見た目の話。顔も平均値なので、つまり世界一の美女?
一方スタイルは、ヒト族(エルフドワーフ込み)の平均値なので平坦なようです。

家の事情で貧乏で、不憫な感じが受け入れられてお友達出来ました。
15話、人助けで目立って、誤魔化すために女神が私に宿ってるとか言い出します。
それで王宮から呼び出しを受けて、行かずに逃走。

別の国な遠くの町で、偽名で冒険者になりました。
即悪目立ちして、王都の冒険者養成学校に放り込まれました。
そこで3人の仲間が出来て、彼らを鍛えて、一緒に卒業してPT結成。

後は4人で冒険者生活を続ける話です。
普通に普通の冒険者話を読むのって凄く久しぶりな気がする。

———-以下ネタバレ注意———-

231話、主人公の出身国に、隣国が侵攻開始です。
それもちょうど、主人公の出身領地が問題の渦中らしい。
そこで4人は知己を救ったりなんだりすべく現地に向かいます。

こう、どう言ったモノかなんだけど、物語のバランスがとてもいい感じ。
唐突な侵攻じゃなくて、イベントが段階踏んで発生してます。
そんなに無茶じゃない流れで戦争終結して、また冒険へ。

323話、森村あゆみちゃんの左腕とか出てきてびっくりした。
400話辺り、古竜の集団フルボッコにして名実ともに最強に。
あと各地の古代遺跡の管理者になって、遺跡がロケット打ち上げたり。

420話、学生時代の友達と、冒険者仲間とで主人公の取り合い勃発。
508話、情報ネットワークが欲しいので、孤児院使役して設立設立。
519話、異世界からの侵略者が来るので全面戦争開始です。

545話、最終決戦で大陸中の人に身バレしたので、別大陸へ。